残高不足で楽天カードの引き落としが出来なかった場合は?

「やばい!楽天カードの引き落とし日なのに、口座にお金が足りなかった…」

クレジットカードの支払日に残高不足で引き落としができないと、カードが使えなくなるのではないか、信用情報に傷がつくのではないかと、一気に不安になりますよね。しかし、慌てる必要はありません。落ち着いて、一つずつ正しく対処すれば大丈夫です。

この記事では、「楽天カード 残高不足」で検索しているあなたが今最も知りたい情報、つまり「残高不足で起こること」「今すぐやるべきこと」「今後の予防策」を、楽天カードの公式情報に基づいて分かりやすく解説します。再振替以外の支払い方法に焦点を当てて説明しますので、すぐに対応が必要な方はぜひ参考にしてください。

【最重要】残高不足で引き落としできなかった場合に起こること

まず、多くの方が一番心配されているであろう「カードの利用停止」と「信用情報への影響」について、正確な情報を理解しておきましょう。

楽天カードはいつから使えなくなる?

楽天カードでは、支払日に引き落としが確認できなかった場合、早ければ支払日の翌日からカードの利用が停止される可能性があります。公共料金や携帯電話料金など、継続的な支払いに楽天カードを登録している場合は特に注意が必要です。

ただし、利用が停止されても、後述する方法で支払いを行えば、カード会社が着金を確認したのち、通常2~4営業日ほどで再び利用できるようになります。慌てず、まずは支払い手続きを進めることが重要です。

「ブラックリスト」に載ってしまうのか?

クレジットカードの支払い遅延と聞くと、「信用情報に傷がつく」「ブラックリストに載る」といった言葉を思い浮かべるかもしれません。

結論から言うと、1日や数日程度の遅れでは、いわゆる「ブラックリスト」に載ることはありません。信用情報機関に「延滞」として事故情報が登録されるのは、一般的に「61日以上または3ヶ月以上の滞納」が続いた場合です。

ただし、数日の遅れであっても、カード会社の社内記録には残りますし、遅延損害金も発生します。また、短期間の遅れを繰り返すことで、カード会社からの信用を失い、利用限度額の引き下げや更新拒否につながる可能性もあります。

万が一、61日以上の延滞となり信用情報に事故情報が登録されると、その記録は契約期間中および契約終了後5年間保存され、将来のクレジットカード作成や各種ローン審査に大きな影響を及ぼします。そのため、支払いが遅れた場合は、長期延滞になる前に1日でも早く解消することが重要です。

今すぐできる!残高不足の対処法(再振替以外)

それでは、残高不足に気づいた今、具体的にどうすればよいのでしょうか。楽天カードでは、再振替(自動再引落)以外にも、以下の支払い方法が用意されています。ご自身の状況に合わせて、最も確実な方法を選びましょう。

1. 楽天カード指定口座への銀行振込

ご自身で楽天カードが指定する口座へ直接振り込む方法です。この振込先口座は、会員一人ひとり異なり、楽天e-NAVIまたは自動音声専用ダイヤルで確認する必要があります。 友人や知人と同じ口座ではないため、必ずご自身の情報を確認してください。

確認方法 詳細
楽天e-NAVI 会員専用オンラインサービスにログインし、支払いに関する案内から振込先口座を確認します。
自動音声専用ダイヤル カードを手元に用意し、音声ガイダンスに従って操作することで、振込先口座の情報を得られます。

振込手数料は自己負担となります。振込後、カード利用枠への反映には通常2~4営業日かかります。

2. スマートフォンのバーコード表示での支払い

スマートフォンさえあれば、コンビニエンスストアで現金で支払うことができる便利な方法です。パソコンでは対応していません。

【支払い手順】

  1. スマートフォンから楽天e-NAVIにログインします。
  2. 引き落としができなかった場合、TOPページ上部に表示されている「ご入金の確認ができておりません」といった趣旨の赤色のバーをタップします。
  3. 支払金額と請求内容を確認し、「バーコード表示」ボタンをタップします。
  4. 表示されたバーコードを、対応するコンビニのレジで提示し、現金で支払います。
  5. 支払いデータが楽天カードに届き次第、「入金受取メール」が配信されます。

【注意点】

  • 支払金額が30万円を超える場合は、この方法では支払えません。
  • 利用できるコンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)や、支払金額に応じて以下の手数料がかかります。
支払金額 手数料(税込)
1万円未満 66円~110円
1万円~5万円未満 110円~220円
5万円以上 330円~550円

3. 振込依頼書(紙)でのお支払い

支払期日までに支払いの確認がとれない場合、楽天カードから「振込依頼書」が郵送されてきます。この依頼書を使って、コンビニエンスストア(支払金額30万円未満の場合)または金融機関で支払うことができます。ただし、この方法も手数料が発生し、何より手元に届くまで時間がかかってしまいます。

知っておきたいペナルティ:遅延損害金と各種手数料

支払いが遅れると、元々の請求金額に加えて、ペナルティとして「遅延損害金」や「回収事務手数料」などが発生します。

遅延損害金
お支払日の翌日から支払済に至るまで当該請求金に対し、以下の年率(年365日とする日割り計算。うるう年は年366日とします。)を乗じた額の遅延損害金がかかります。

  • ショッピング利用分:年率14.6%
  • キャッシング利用分:年率20.0%

出典: 10月お支払分の引き落としができなかった場合のお支払手続きを知りたい | よくあるご質問|楽天カード

これは、支払いが完了する日まで、日割りで計算され続けます。1日でも早く支払うことが、負担を増やさないために重要です。

さらに、楽天カード指定の支払日までに返済できなかった場合、「回収事務手数料」として275円(税込)が請求されることがあります。

支払いの遅延が長期化したり、何度も繰り返されたりすると、カードの強制解約や、残高の一括請求、さらには法的措置といった深刻な事態に発展する可能性もゼロではありません。そうなる前に、誠実に対応することが何よりも大切です。

もう繰り返さない!残高不足を防ぐための3つの習慣

今回のような事態を二度と繰り返さないために、今日から始められる予防策をご紹介します。

  1. 支払日と金額を確実に把握する
    楽天カードの支払いサイクルは「月末締め・翌月27日払い」です。毎月12日頃に届く「カード請求金額のご案内」メールや、楽天カードアプリで、次の引き落とし金額を必ず確認する習慣をつけましょう。カレンダーやリマインダーに登録しておくのも有効です。

  2. 楽天カードアプリを徹底活用する
    「楽天カードアプリ」は、利用明細の確認だけでなく、家計簿機能も備えた非常に便利なツールです。「今月いくら使ったか」をリアルタイムで把握することで、使いすぎを防ぎ、計画的なカード利用がしやすくなります。

  3. 引き落とし口座を見直す
    給与や収入が振り込まれるメインバンクを引き落とし口座に設定するのが最も確実な方法です。お金の移動の手間が省け、「うっかり入金を忘れた」という事態を防ぐことができます。

どうしても支払いが難しい…そんな時の相談先

「どうしても今月は支払いが厳しい…」という場合は、放置せずに支払い方法の変更を検討しましょう。楽天カードでは、1回払いの利用分を後から「リボ払い」や「分割払い」に変更できるサービスがあります(所定の審査と手数料が必要です)。

これらの手続きは、楽天e-NAVIから申込可能です。ただし、変更には申込期限があるため、支払いが難しいと感じたら、できるだけ早くカード会社に相談することが重要です。

まとめ

楽天カードの引き落としで残高不足になってしまっても、落ち着いて正しく対処すれば、大きな問題になる前に対処できます。重要なのは、「気づいた時点ですぐに行動すること」です。

この記事で紹介した支払い方法を参考に、まずは本日中に支払いを済ませましょう。そして、今後は楽天カードアプリなどを活用して計画的に支出を管理し、安心してクレジットカードを使っていきましょう。